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ハイフ(HIFU)は癌になるって本当?
やめたほうがよいといわれる理由などを解説
コラム10

おすすめ治療やセルフケア方法も解説

目次

ハイフはたるみや小じわの改善が期待でき、ダウンタイムも軽い美容施術であるため興味がある方もいるでしょう。 しかし、ハイフについて調べていると「癌になる」といった噂を目にしたことがあるかもしれません。 ハイフを受けたからといって、癌になるという科学的根拠はありません。

この記事では、ハイフは癌になるって本当かどうかやめたほうがよいといわれる理由などを解説します。 ハイフに興味がある方、本当に癌になるのか不安な方はぜひ最後までご覧ください。

ハイフ(HIFU)は癌になるって噂は本当

ハイフ(HIFU)は癌になるって噂は本当

ハイフは癌になるという噂がありますが、現時点でそのような科学的根拠はありません。
ここでは、癌についての科学的根拠やそもそもハイフとはどういった施術なのかについて解説します。

科学的根拠はない

「ハイフが癌の原因になる」という噂を目にしたことがあるかもしれませんが、科学的な根拠は一切ありません。

ハイフは高密度焦点式超音波を使用する美容施術であり、皮膚の奥深くに熱エネルギーを届けることでコラーゲン生成を促進します。 この作用には癌の原因となるようなメカニズムは含まれておらず、現在までの研究やデータでも、ハイフと癌の発生に関連があると示すものはありません。

また、医療機関で使用されるハイフ機器は、厳しい安全基準をクリアしたもののみが使用されています。 そのため、リスクが抑えられ、癌になるかもしれないと不安になる必要はありません。

そもそもハイフとは?

ハイフ(HIFU:High-Intensity Focused Ultrasound)とは、高密度焦点式超音波を用いたリフトアップ治療です。

超音波エネルギーを皮膚の奥深くまで照射し、熱エネルギーで筋膜(SMAS層)を引き締めることで、たるみ改善や小顔効果が期待できます。 メスを使わないためダウンタイムが少なく、施術直後から日常生活に戻れるのが特徴です。
個人差はありますが効果は数ヶ月持続し、定期的な施術でより長くリフトアップを維持できます。 フェイスラインの引き締めだけでなく、目元や首のたるみ改善にも応用される人気の施術です。

わたなべ皮膚科のHIFU(ハイフ)について

ハイフ(HIFU)はやめたほうがよいといわれる理由

ハイフ(HIFU)はやめたほうがよいといわれる理由

ハイフで癌になる心配はありませんが、癌以外にも「ハイフはやめたほうがよい」といわれることがあります。
ここでは、やめたほうがよいといわれる理由を6つ解説していきます。

定期的に照射する必要がある

ハイフの効果は永続的ではなく、定期的な照射が必要です。

一般的に効果の持続期間は4?6ヶ月程度といわれており、美容効果を維持するためには年に1?2回の施術が推奨されます。 これはハイフがコラーゲン生成を促進するための施術であり、体内でのコラーゲン分解が進むことで効果が徐々に薄れるためです。

そのため、継続的なケアを続けるための時間や費用がかかる点がデメリットとされることがあります。 定期的な照射が難しい方や予算に限りがある方には負担になる場合があります。

効果に即効性がない

ハイフの効果には即効性がない場合もあり、効果がないからやめたほうがよいといわれることがあります。

一部施術後すぐに効果を実感できるケースもありますが、基本的には1?3ヶ月後に効果がピークを迎えます。 ハイフはコラーゲン生成を促進し徐々に肌を引き締める施術であるため、効果を実感するまでに時間がかかる場合が多いです。 そのため、短期間で見た目の改善を求める方には向いていない場合があります。
イベントまでに施術を考える場合、十分に計画したうえで施術を受けましょう。

副作用がある

ハイフは基本的に安全性の高い施術とされていますが、個人差によって副作用が生じる場合があります。

ハイフを行うことで起こる可能性のある副作用は以下のとおりです。

  • 赤みや腫れ
  • 熱感
  • 痛みや違和感
  • 火傷
  • 感覚異常
  • 筋肉のこわばり
  • 色素沈着 など

こうした副作用は医療ハイフでは少ないとされますが、絶対に副作用がないとは言い切れません。
施術を受ける際は信頼できる医療機関を選ぶことが重要です。

たるみの悪化や頬のこけにつながる場合がある

ハイフのエネルギーが皮膚の脂肪層に過度に作用すると、脂肪が減少しすぎることで頬がこけたり、たるみが悪化したりする可能性があります。

特に痩せ型の方や脂肪が少ない顔立ちの方は、たるみの悪化や頬がこけるリスクが高まるとされています。
このようなリスクを避けるためには、適切なエネルギー設定で施術を行える医療機関を選ぶようにしましょう。

施術に痛みを感じる

ハイフは施術中に痛みを伴うことがあります。

特に皮膚が薄い部分やシミが濃い部分は、チクチクした痛みや熱感を感じることがあり、痛みに敏感な方にとってはストレスになる場合があります。
痛みを軽減するためには、施術前に医師と相談し適切な出力で施術を行ったり、麻酔の使用を検討したりしましょう。

エステハイフでのトラブル報告がある

医療機関ではなくエステサロンで行われる「エステハイフ」は、トラブル報告が多い点が問題視されています。

エステハイフでは医療用機器と比べて出力が低いことが多い一方、十分な知識や技術を持たないスタッフによる施術が原因で火傷や効果不足が生じるケースがあります。

トラブルを避けるためには、エステハイフは避けて信頼できる医療機関を選び、適切な機器で施術を受けるようにしましょう。

ハイフ(HIFU)を受けないほうがいい方

ハイフ(HIFU)を受けないほうがいい方

ハイフは一般的に安全性の高い施術とされていますが、すべての人に適しているわけではありません。
なかにはハイフを受けないほうがいい、別の施術の方がおすすめできる方もいるため、ここで解説していきます。

目立ったたるみがない

ハイフはたるみの改善を目的とする施術のため、目立ったたるみがない方には効果が実感しにくい場合があります。

肌が比較的若々しく引き締まっている場合、ハイフの効果は限定的となり不必要な刺激を与えるリスクも考えられます。 そのため、目立ったたるみがない方は、ハイフではなく別のスキンケアや美容施術を検討する方がよいでしょう。

大きくたるみが出ている

逆に、大きくたるみが出ている場合はハイフを受けても効果を実感できない可能性があります。

ハイフは軽度から中程度のたるみに適している施術です。 特に皮膚や筋肉が大きく下垂している場合、リフトアップ効果を得るには外科的手術(フェイスリフトなど)や糸リフトが適している場合があります。

大きなたるみをハイフで改善する際には、出力を上げ過ぎる副作用のリスクがあったり効果が実感できなかったりする可能性があります。 施術を受ける前に、医師としっかり相談して適切な施術を選ぶようにしましょう。

顔の脂肪が少ない

顔の脂肪が少ない場合は、ハイフによって脂肪層に過剰作用してしまうリスクがあります。

これにより頬がこけたり、逆に老けた印象を与えてしまったりする可能性があるため、注意が必要です。 顔の脂肪が少ない状態でハイフを受けると顔のボリュームがさらに減り、不自然な見た目になる場合もあります。
顔の脂肪が少ない場合は、ハイフ以外の治療法やアプローチを相談してみましょう。

肌トラブルを抱えている

肌に炎症や傷、湿疹、ニキビなどのトラブルがある場合、ハイフによる刺激が炎症を悪化させたり、肌状態をさらに悪化させたりする可能性があります。

また、敏感肌やアレルギー体質の方も施術による副作用が出る可能性が高いです。 肌トラブルを抱えている場合、まずは治療して改善することで、ハイフを受けられるようになることがあります。
事前に肌の状態を確認し、必要に応じて専門医と相談しましょう。

施術部分に埋め込み式医療機器を入れている

ハイフの超音波エネルギーは、施術部分に埋め込み式医療機器(ペースメーカー、金属プレートなど)がある場合は施術を避けた方がよいでしょう。

ハイフの超音波エネルギーによって、医療機器の不具合や体への悪影響が出る可能性があります。
しかし、埋め込まれている医療機器によっては施術可能な場合もあります。 医療機器を使用している場合は、必ずカウンセリング時に共有して施術を受けられるのか聞いておきましょう。

ハイフ(HIFU)がおすすめな方

ハイフ(HIFU)がおすすめな方

ハイフをおすすめできない方もいますが、もちろんハイフがおすすめな方もいます。
ここで解説する点に当てはまっている方はハイフを前向きに検討してみましょう。

軽度~中等度のたるみが気になる

ハイフは、軽度?中等度のたるみが気になる方におすすめな施術です。

ハイフの超音波エネルギーは皮膚の奥深くまで作用し、コラーゲンの生成を促進することでリフトアップ効果が期待できます。 加齢によるたるみが目立ち始め、外科的手術には抵抗がある方には比較的手軽に受けられる施術といえるでしょう。

小じわやほうれい線が気になる

小じわやほうれい線に悩む方にも、ハイフはおすすめです。

ハイフの超音波エネルギーは真皮層に到達し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。 これにより、肌のハリや弾力が改善され、小じわやほうれい線を目立たなくする効果が期待できます。
また、肌全体が引き締まることで表情ジワも改善され、若々しい印象を取り戻すことが可能です。

部分痩せをしたい

ハイフは、顔や体の特定の部位の脂肪を減らしたい方に適しています。

脂肪層に直接作用することで、フェイスラインの余分な脂肪を減少させたり二重あごを改善したりする効果があります。 また、体の部位では二の腕やお腹、太ももなどの部分痩せにも活用可能です。 外科的手術に頼らずに気になる部分をスリムにできるため、運動やダイエットでは落としにくい脂肪にアプローチしたい方はハイフを検討してみましょう。

※当院では対応していません。

メスを使いたくない

ハイフは、メスを使わずに美容効果を得たい方に適しています。

ハイフは外科的手術のように皮膚を切らないため、手術の傷跡やリスクを避けられます。 そのため手術に抵抗がある方や、施術後にすぐに日常生活に戻りたいと考えている方におすすめです。
さらに、ハイフは施術時間が短く麻酔を必要としない場合も多いため、より手軽に利用できる美容施術となっています。

ダウンタイムを短くしたい

ダウンタイムを短くしたい方にはハイフがおすすめです。

ハイフは皮膚の表面を傷つけることがほとんどないため、施術後すぐにメイクや日常生活を再開できます。 赤みや腫れなどのダウンタイムがあるかもしれませんが、数時間から1週間程度で治まることが多いです。 特に仕事や家庭の都合で長期間休めない方にとって、短いダウンタイムで効果を実感できる点は大きなメリットになるでしょう。

ハイフ(HIFU)での失敗を防ぐためにできること

ハイフ(HIFU)での失敗を防ぐためにできること

せっかくハイフを受けるなら失敗したくないと思うのは当然です。
最後にハイフでの失敗を防ぐためにできることを紹介します。ハイフを受ける前に確認しておきましょう。

副作用やダウンタイムについて事前に知っておく

ハイフ施術を受ける前には、副作用やダウンタイムについて知っておきましょう。

ハイフには、赤みや腫れ、軽い痛みといった副作用が一時的に現れるかもしれません。 また、肌質や施術部位によっては、効果が実感できるまでに時間がかかることもあります。
このようなリスクや効果が現れるタイミングを事前に把握しておくことで、施術後の不安やトラブルを軽減できます。 医師や施術者とのカウンセリングで、リスクと期待できる効果を十分に確認しておきましょう。

アフターケアの徹底

ハイフ施術後のアフターケアを徹底することで、効果を最大限に引き出し、副作用を抑えることができます。

施術後は、肌が敏感になっているため、紫外線対策や保湿ケアが重要です。
また、過度な刺激や摩擦を避けることも大切です。 アフターケアを怠ると、施術の効果が十分に発揮されなかったり思わぬトラブルが起きたりする可能性があるため注意しましょう。

医療機関での施術

ハイフ施術を受ける際は、信頼できる医療機関を選びましょう。

医療機関であれば資格を持つ医師が施術を行い、使用する機器も高品質であるため施術の効果と安全性が高まります。
また、万が一トラブルが発生した際も適切な対応が期待できます。 エステサロンでの施術は効果が低いだけでなく、トラブルのリスクが高まる可能性があるため避けたほうがよいでしょう。

適切な頻度での施術

ハイフは適切な頻度で施術を受けることが、効果を持続させるために大切です。

施術頻度は肌状態や施術部位によって異なりますが、一般的には3~6ヶ月ごとに受けることが推奨されています。 施術頻度が多すぎると、肌に負担がかかり肌トラブルの原因になってしまうかもしれません。 医師と相談して自分に合ったペースで施術を受けることで、安全に効果を持続させることができます。

まとめ

「ハイフは癌になる」と目にしたことがあるかもしれませんが、科学的根拠はなく、現在までの研究やデータでも関連を示すものはありません。
それでもハイフはやめたほうがよいといわれる理由には、効果に即効性がなかったり効果が永続的ではなかったりすることがあります。

わたなべ皮膚科は、一般皮膚科と美容皮膚科の両方に対応しており、皮膚のお悩みはなんでも相談できる場所となっています。 美容皮膚科では、HIFUやHIFU Light、IPL光治療、ケミカルピーリングなどの治療が受けられます。 皮膚について少しでも気になる点や悩みがあればぜひ一度ご相談ください。

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